あきる野市、日の出町、檜原村の飲食店営業許可

　この地域の飲食店営業について、それぞれの概況を把握しておきましょう。

　いずれも東京都公表のデータに基づいています。　

あきる野市

　飲食店の事業所数は228、従業者数は1,640 人となっています。内訳をみると、専門料理店（日本料理、中華料理…など）の事業所数が最も多く、84（従業者数681人）、次いで酒場、ビヤホールの41（従業者数176人）がそれに続きます。

　持ち帰りや配達の形態を取る飲食サービス業は、事業所数が26、従業者数は230人となっています。

日の出町

　飲食店の事業所数は53、従業者数は669 人となっています。内訳をみると、専門料理店（日本料理、中華料理…など）の事業所数が最も多く、21（従業者数286人）、次いで喫茶店の7（従業者数134人）がそれに続きます。

　持ち帰りや配達の形態を取る飲食サービス業は、事業所数が10、従業者数は68人となっています。

檜原村

　飲食店の事業所数は10、従業者数は42 人となっています。内訳をみると、専門料理店（日本料理、中華料理…など）を除く食堂、レストランの事業所数が最も多く、4（従業者数23人）、次いで専門料理店（日本料理、中華料理…など）の3（従業者数11人）がそれに続きます。

　持ち帰りや配達の形態を取る飲食サービス業は、事業所数が0となっています。

　飲食店営業の許可を取ろうとする場合は、業態のチェックも欠かさないようにして下さい。例えば飲食店で、隣にキャストさんが付いてお酌やデュエット等をするような営業をお考えでしたら、風俗営業の許可が必要になってくる場合があります。

　「えっ？フーゾク？うちは飲食店だから、そんなの関係ないよ…」と軽く考えないで下さい。お酌やデュエットといった行為は、風営法で「接待」と呼ばれており、こうしたことをすると、立派な「風俗営業」となります。＜世間一般でいうところの風俗営業＞と、＜法律上の風俗営業＞は異なりますので注意が必要です。

　この点をあやふやなままにして営業をしていると、警察から＜風営法違反＞の警告を受けることになってしまいます。

　また、キャストさんが付かない形態だとしても、提供する飲食物がお酒メインだとか、０時以降も営業するといった場合は、やはり風営法が絡んでくる可能性がありますので、ご注意下さい。

　風営法に関しては、やさしく読んでざっくり理解！風俗営業許可「超」入門！というコンテンツをご用意していますので、気になる方は概要をざっくりと掴んでおいたほうがいいです。また、風営法絡みの業態であるとなった場合、窓口は営業所を管轄する警察署となります。

　何だかよく分からない…そんな場合は、手続き関係のすべてを当事務所に丸投げしてしまうことも可能です。